インド旅4
4/1(日) 12:30 ニューデリー駅発→4/2(月) 6:30ガヤ駅着(約18時間)
→ブッタガヤのホテル(迎えあり)
残念ながらまたもやブッタガヤ市内から離れた所にある。理由は単純だ。旅行会社が宿泊費を安くし儲けようとしているのだ。ホテルに着くとさっそくホテルのオーナーからツアーを勧められる。デリーの経験が役立つ。何とかお金がないことで断ったが、とにかく旅行者からお金をむしり取ろうとする。
距離はあったがスジャータ村、マハーボディーまで歩いていく。ツアーを利用しなくてもすべて歩いていけるのだ。
4/3(火) 「地球の歩き方」によるとネットカフェがある。行ってみるが見当たらない。スマホが普及している昨今、ネットカフェの需要は無くなったのだろう。計画していた家への連絡も情報を得る手段もこの時点で同時に無くなった。とりあえずブッタガヤの寺巡りをしようと歩いていると流暢な日本語でオートバイに乗ったインド人が話しかけてくる。無視するがしつこい。インド的交渉を試してみよう。どこまで値切れるか試してみたくなった。ブッタガヤからガヤ駅までいくらで行けるのかと聞くと200ルピーという。とりあえず100ルピーならというと断ったので無視して歩き出すと150ルピーと言ってくる。自分では納得いく金額だったのでオッケーと言う。しかしインド人はさすがだ。別の提案をしてきた。仏陀が6年間修業した洞穴とトトロの木のモチーフになった木のツアーを含めて1000ルピーではどうかと言ってきた。そのツアーは昨日ホテルで2000ルピーと言っていた。一瞬値切ろうかと思うがこれは妥当なところと思い、急きょツアーを入れる。さすがに歩いていける距離ではなかった。オートバイにまたがり、砂地を抜け、農村を抜け、山を一気に登ったが、なかなかエキサイティングなツアーだった。約2時間ほどのツアーだった。
残念だったのは案内しながら数珠の押し売りやマッサージを勧めてくる。なかなかいい奴だったので安いのを一つぐらい買ってやろうかという気になったが、これはぐっとこらえた。
市内に戻ると各国の寺巡りを始めた。するとまた日本語で話しかけてくるネパール人と会う。きちんとした身なりで丁寧だ。他のインド人とは明らかに雰囲気は違っている。無視しようとするが、またもや話を聞いてしまう。恵まれない子供たちのスクールで働いていると言う。結局、寄付の要求をしてきた。お金がないと言うと気持ちでいいと言う。インド的交渉だ!断ろうとしているともう一人ネパール人がやってきた。これまた日本語がもっと流暢だ。日本の大学に留学し、HISで働いていたそうだ。デリーの旅行会社のツアーと費用の話をすると妥当な金額と教えてくれた。そして今後この話はインド人にしない方がいい。同情するどころか「こいつは騙せるから俺もこいつからお金を取ろう」と集まってくるとアドバイスしてくれた。これがインドの考え方なんだ。ということでこの寄付というのも怪しいのだがアドバイス料として500ルピーを出すと、少なかったのかあっさり二人とも消えた。きっと恵まれない子供たちに500ルピーが届くことはないだろう。