インド旅日記

インド旅1ヶ月(スマホ無しで57歳の男が旅してきました)

インド旅28

私はインド滞在中、テレビを全く見なかったし、酒も一切口にしなかった。理由は単純で、余裕がなかったからである。毎日緊張していた。インドは旅人に対しては試練を与えてくれる国なのだ。当然ながら、人も食べ物も気候も環境も文化も考え方も習慣も日本とは全く違う。久しぶりにブログを読み返すと、その試練の中で自分に向き合っていることがわかる。

インド旅12より~

「俺が日本にいなくても日本は変わらない。俺がインドにいてもインドは変わらない。俺自身も何も変わっていない。これが自然の動きなのだ。俺は何かをすれば変わる。変わるということが大事なことだと考えすぎていた。一人一人の人生を大きくとらえ過ぎていた。インドに来てわかったことは人も犬も牛も鳥も虫も死なない限り生きている。生きている限り毎日食し、くそをたれているだけだ。金持ちも乞食も健常者も障がい者も結果同じだ。死ぬまでは必死に生きようとする。宗教というもので誰もが自分だけは幸せに死にたいと考えている。俺はあと何年生きているのだろう。きっと死ぬまでは生きているのでやりたいことはやろうか。どうせ何も変わらないのだから。」

 

日本に帰ってきて、あっという間に二十日以上が過ぎてしまった。出発前の自分に戻ってしまった。平和ボケのの何の緊張感も持たない今の自分では、絶対出てこない必死な感情だなあと思う。上のブログにでも書いている通り、人は何かを経験して変わっていくのでななく、環境を変え、自分を追い込んだ状況を作らないと変わらないのだ。

そろそろまた何かを始めよう!!

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ムンバイCSMT駅内