インド旅日記

インド旅1ヶ月(スマホ無しで57歳の男が旅してきました)

インド旅19

4/29(日) 17:00 ムンバイ空港発→ 19:10 デリー空港着→ 4/30(月) 2:40 デリー空港発

→ 11:20上海空港着 →14:20 上海空港発→ 17:15 福岡空港

 

ムンバイからデリーまでの飛行機では一人の若者と一緒になった。ギターを持っていたり映画の趣味が一緒だったりで話が盛り上がった。またもや連絡交換をし、記念に読み終わった仏教の本をあげると、彼からギターのピックをもらった。

 

夜7時にデリー空港に着き、すぐに出国手続きができるのかと思っていると、ある大きな待合室に通された。ここからがとにかく長かった。自分の乗る飛行機の出発2時間前にならないとここから出られないのだ。ライフルを持った警官が監視していた。自分の乗る飛行機は翌朝の2時40分なのでここで5時間ほど待たされた。早く着いても意味がないのだ。みんな念のために空港には早めに到着しているので、待合室は混雑していた。持つことには慣れていたがこの待ち時間は本当に苦痛だった。時間がなかなか経たなかった。日本にもう少しで帰れるという気持ちがそうさせるのだろう。

 

この待ち時間で自分のインドの感想を書いた。「振り返れば苦難連続の1か月だった。この1か月のインド旅は何だったのだろう。自分自身を、自分の性格を、自分のこれまでの人生を振り返る時間だったような気がする。インド旅は心配したり、困ること等たくさんあったが結局は乗り越えていた。あと数時間後には日本に帰り、元の生活に戻っていく自分がいる。

しかしこのインド旅がこれからの日本の生活にどう影響していくのだろう。何も変わらないのではないか。そんな気もする。ただインドに1か月滞在したという事実は自分の人生に刻まれた。それは確かだ。時間の感覚、日本の食べ物がやはり自分に合っていること、日本人が本当に親切であること、その上にいろんなシステムやマナーが存在していること等を再認識させてくれた。帰ったら何が待っているのだろう。もし何かが起きたとしてもインドで乗り越えてきたように目の前のことに1つ1つ対処していくしかないのだ。」

 

出国手続きを終え、途中で仲良くなった福岡に留学中のインド人と免税店でみやげを買う。持っていたインドの通貨を全部使い切りたいと言うと買い物の付き合ってくれた。ウイスキーとチョコレートをある免税店で買ったのだが非常に腹が立った。店員のマナーがひどすぎる。持っていた1枚の500ルピー札に落書きがあるので使えないと言う。それを含めて計算して買おうとしているので足りないのだ。しかしどうしてもその札は受け取らない。そこでみやげの数を減らしたり変えたりしていると明らかにいら立ち始めた。結局なんとか買える状況になったのだが、店員がそのいら立ちをそのまま態度に表す。袋に品物を投げつけるように入れる。免税店のテープも適当に貼る。いかにもこちらを挑発するような態度だった。喧嘩することもないとその場をすぐに離れたが、インド人のレベルの低さを感じた。

デリーから上海空港への飛行機にはスムーズに乗れた。疲れと安心とでとにかく上海に着くまでぐっすり眠った。

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上海空港

 4/30(月) 上海空港に11時30分に着く。ここでもプライオリティ・ラウンジに行って休んだ。久しぶり辛ラーメンを食べた。懐かしい味だ。うまい。ここでもビールを1本だけ飲んだ。13時に搭乗口に向かった。あと数時間後に福岡空港に着く。無事に日本に帰ってこれたことを本当に幸せに感じる。