インド旅日記

インド旅1ヶ月(スマホ無しで57歳の男が旅してきました)

インド旅12

4/20(金)  7:00  ジョードプル駅発→12:35 アジメール駅着(約5時間半)

→アジメールバススタンド(リクシャ移動)→14:30プシュカルバススタンド着

→プシュカルホテル(徒歩)

初めて列車の「チェアーカー」に乗る。AC付きだが、横になれないのだ。5時間くらいならこれもいいなと思っていると前の席に男女6人グループが座る。とにかく騒ぐ。スマホの音楽は大音量で流すし、大声で話すし、大声で笑う。腹が立ったが5時間我慢するしかなかった。

プシュカルはヒンドゥー教の聖地と言われるところだが、特に見るべきものがない。勝手にデリーの旅行会社が3泊もブッキングしていたのだ。それも不便場所でプシュカルには駅がないためアジメール駅を経由してバスに乗り換えなければならない。そのバススタンドも駅からかなり離れている。そういう説明を全く聞いていなかったのでこの行程については多くのインド人に聞いたり調べたりした。改めてデリーの旅行会社はひどいなと思う。まるでゴールまでたどり着けるか試しているみたいだ。

 

プシュカルのホテルは市内から少し離れてはいたが、悪いホテルではなかった。フロントの人も丁寧だし、ツアーの無理強いもないし、ACもよくきいた。とりあえず市内散策に出かけると一番有名なプシュカル湖に着いた。正直言ってたいしたことはない。もしヒンドゥー教の聖地でなければここにこれほどの人が集まることはないだろう。翌日4/21(土)6時にホテルを出て湖が見渡せる山に登った。残念なことにもやで白く霞んで湖がよく見えない。昼過ぎ、市内のバザールの方へ向かうが特に買いたいものもない。とりあえず入ったレストランでパスタを食べたがまずいし、下痢をした。インドで食べられるのはピザかマックのハンバーガーしかない。4/22(日)夕方までゆっくりホテルで休養を取った。そして夕方から昨日登った山を再挑戦することにした。霞んで映らなかった写真が気に入らない。おまけの1日だと思って登った。思った通り夕方は最高の景色が見れた。プシュカル湖もきれいに見える。納得のいく写真が撮れた。

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4/23(月) 0:00 目が覚める。そのときに書いた日記をそのまま載せる。「気づいたことがあるので書く。俺が日本にいなくても日本は変わらない。俺がインドにいてもインドは変わらない。俺自身も何も変わっていない。これが自然の動きなのだ。俺は何かをすれば変わる。変わるということが大事なことだと考えすぎていた。一人一人の人生を大きくとらえ過ぎていた。インドに来てわかったことは人も犬も牛も鳥も虫も死なない限り生きている。生きている限り毎日食し、くそをたれているだけだ。金持ちも乞食も健常者も障がい者も結果同じだ。死ぬまでは必死に生きようとする。宗教というもので誰もが自分だけは幸せに死にたいと考えている。俺はあと何年生きているのだろう。きっと死ぬまでは生きているのでやりたいことはやろうか。どうせ何も変わらないのだから。」