インド旅日記

インド旅1ヶ月(スマホ無しで57歳の男が旅してきました)

インド旅15

4/26(木) 21:00 CSMT駅発→ 4/27(金) 5:00 アウランガーバード駅着(約8時間)

→6:00 アウランガーバードホテル(迎え無し)→市内散策

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CSMT駅内

1時間遅れでアウランガーバード駅に着く。しかし迎えは来ない。仕方がないので直接ホテルに向かう。ホテルは真っ暗である。従業員が出てくるが、なんとなく対応がおかしい。するとそのホテルのマネージャーと話せと言われ、電話を渡される。なんと予約されていなかったのだ。旅行会社からもらったブッキング用紙を見せ、何とか部屋は用意してくれたがこのあとどうなるのかと心配になる。アジャンタ・エローラのツアーはあるのか?それにしてもデリーの旅行会社が予約をしなかったのはなぜだろう。ここまでたどり着けないと思っていたのだろうか。本物の悪徳旅行会社だったのか。とりあえず疲れた。眠ろう。

 

目覚めると朝の11時だった。フロントに行き確かめるとなんとなく解決していた。予定通りアジャンタ・エローラツアーも明日朝6時30分出発だと言われた。

 

アウランガーバードもアジャンタ・エローラの中継地みたいな感じで特に見るべきもはなかったのだが、せっかくなので昼から市内散策に出た。「パーンチャッキー」というのが地球の歩き方に載っていたので、距離はあったが行ってみた。入場料が20ルピーが100ルピーになっていた。すごいのかと思って入ると汚いプールみたいなのがあった。長い距離を歩いて100ルピーも払ってこれかと思うとひどく腹が立った。一応、写真で撮ったがあまりにもひどいのですぐ消去した。ちなみにインド人の入場料は10ルピーである。

 

帰り道おもしろい経験をした。荷物を少しでも減らそうと、その時はインドで捨てていく予定の短パンと半袖シャツを着ていた。インドは日差しが強いので、長ズボン長袖シャツが一般的だ。その格好で歩いているとバイクに乗った青年が声をかけてきた。私はインド人の顔の区別がつかないので、声をかけてきたのは自分に気づいたホテルの従業員かなと思った。"You look nice!"と言う。ほめられたと思って"Thank you."と答えた。そして私にバイクに乗れと言う。親切にホテルまで送ろうと言っているのだろうと思い、「私は歩くのが好きだ」と答えて握手をして別れようとした。握手の時に明らかに私の手のひらを中指でなぞるのを感じた。そして彼は一旦バイクで走り去ろうとするが、また止まって私を待とうとする。「本当にいいから」とグッバイの手振りをする。すると彼は残念そうに去っていった。しばらくして気づいた。彼はホテルの従業員なんかではない。ホモだったんだ。私の露出した肌を見て"You look nice."と言ったのだ。私を誘いたかったのだ。握手のあの中指はサインだったのだ。だから一旦バイクを止めて私を確認したのだ。私はインドに来て人生を少し変えたいと思っていたが、ホモデビューはしたくない。危ないところだった。